ブログ 痔 エンド

2023年6月に痔の手術を行いました。これまでの経緯と術後についての備忘録。

術後~1日目アナザーストーリー~

術後翌日。

 

基本的にはやることがないため、床に着くばかりである。

テレビは有料のため見なかったし、スマホをいじるのみ。

 

医師、看護師が不定期で回診に来るのみで

それ以外はなにもやることがない。

 

聞こえてくるのは他の患者の話声である。

改めて病床の配置をみていただきたい。

 

安田

目の病気であろうおっさんは無事退院。

おめでとうございます。

 

佐々木

相変わらず声がでかく、佐々木のイビキに言及した唯一無二。

彼も痔の手術を同日にしている。

彼も明日退院らしい。

 

益田

イビキのうるさいおっさん。

看護師との会話に聞き耳たてることしか

やることがなかったため、彼の個人情報がダダ漏れである。

既に12月、3月と入院しているようだ。

私のように痔とかではなく、命に関わる病気での入院・手術をしている様子。

現在も食事は摂れておらず、点滴で生きているようだ。

実は佐々木と益田のベッドの間に洗面化粧台が置かれている。

洗面化粧台でのハミガキを終え、ふと右側を見ると、カーテンが開いておりベッドに横たわる益田がいた。

私が想像していたおっさんとは異なり、ガリガリにやせ細ったおっさんがいた。

どうみても先が長くない体型だ。

見てはいけないものを見てしまった背徳感と、病に蝕まれた人間の末路を見てしまいゾッとした。

もうイビキがどうこう思うのはやめにした。

 

清田

私の左隣にり清田。コイツが一番やばいのである。

名前で察した方もいるであろう。

声的に50~60代、独りごとが多い。

回診の時に医師と看護師から色々と忠告を受けている。

どうやら無断外出したらしい。

基本的に病室のあるフロア以外は看護師の付き添いがない限り

フロアの移動は禁止されており、病院の外へ出ることはもっての外である。

入れ替わり立ち替わりで医師、看護師が注意しにくる。

美人風看護師藤原さんの口調も明らかにきつい。

この日の夕方、遂に清田の愚行が明らかになる!!

 

次回、「清田強制退院させられる」の巻

 

※人名は仮名です。

 

術後~1日目~

手術翌日、朝6時頃に目覚める。

ぐっすり眠ったため気持ちも健やかな朝だ。

 

動くとちょっとお尻が痛い。

足のしびれ等はない。

 

点滴と尿道カテーテルにはつながれたまま。

美人風看護師の藤原さんいわく、午前中にはカテーテルは外せるとのこと。

 

トイレに行かなくて済むので楽ちんな感じではあるが

やはり自分の息子に管が通っているのは違和感があり、気持ちが悪い。

早く外したい。

 

しばらくすると美人風看護師の藤原さんがやってきて

「はずしますよ~、はい、脱いで!」と。

 

てっきり処置室的な部屋へ移動し、男性医師がはずしてくれるのかと思っていたら

彼女がはずすようだ。

美人風看護師藤原さんは華奢でありながらテキパキとした行動、ハキハキとした言葉づかいである。

そんな藤原さんの前で下半身を露出するのは抵抗があった。

アラフォーのおっさんであるが、私もまだまだ男だ。

息子が反応してしまったらどうしよう、と思いながらパンツを下ろす。

 

シワシワで縮こまった、カブトムシの幼虫のような私の息子が露わとなる。

慣れた手つきで管を抜く美人風看護師藤原さん。

痛みはなく、一瞬で終わった。

点滴もはずされ自由の身になったのである。

 

その後、病院着を着ていたが、着替えるように言われ

自前の部屋着に着替える。

 

お尻にA4くらいのガーゼが当てられていたが、浸出液でびっしょりであった。

血も混ざっているようで、ほんのりピンク色。

厚手の病院着を着ていたが、シーツまで浸出液で汚してしまった。

 

医師が回診で来たときに、その旨を報告。

特に心配はいらないとのことで一安心。

 

そして・・・明日退院の許可がおり・・歓喜!!!

 

退院したら何を食べに行こうか、など楽しいことを考えながら床につく。

 

※人名等は仮名です。

 

 

 

 

遂に手術!痔核切除!

あまり眠れずに手術当日を迎え、いよいよ手術室へ移動。

 

不安度が最大値まであがる。

手術室には6名近く看護師、医師がいた。

その中で吉井医院のドクターを見つけ、ちょっと安心する。

 

看護師に言われるがままにベッドに横たわる。

うつぶせになるとベッドが動き、角度が変わる。

既にお尻を出している状態で、多くの人に見られている恥ずかしさも増す。

ベッドが動き、今までになったことのない体勢になる。

 

やがて麻酔の注射。

下半身だけに効くらしく、上半身や意識は通常運転らしい。

しばらくすると看護師が保冷剤のような冷たい何かを体に当てる。

上半身は冷たさを感じるも、お尻付近は何も感じない。

麻酔が良い感じに効いているのだ。

 

そうこしているうちに手術開始。

麻酔のおかげで痛みは感じず、やることもないのでひたすら目を瞑り、寝落ちを期待した。

気がついたら手術は終了。

病室用のベッドに移り、仰向けになる。

「切除した痔核、見ます?」と聞かれるが、早く終わってほしい気持ちがあり、お断りした。今思えば見ておけばよかったかも。

 

気がついたら病室に戻っていた。

寝落ちしたのか、意識が飛んだのかは不明である。

看護師に時間を聞くと、手術開始から1時間ほどしか経っていない。

 

点滴、足元には血流を良くする医療機器、尿道カテーテルに繋がれる。

一気に病人らしくなった。

 

下半身は麻酔が効いているため何もできない。

前日の寝不足もあり、まだ昼過ぎであったが眠ることにした。

 

夕方。

看護師が様子を見にきて、足元の医療機器をはずしてくれた。

ちょっと歩いてみましょう!とベッドから降りようとするも

感覚がまだ戻っていないため立ち上がれない。

足がしびれて立ち上がれない感じと良く似ている。

 

夕食を食べ、再び看護師と歩行練習。

今度は無事に立ち上がることができた。

 

点滴、尿道カテーテルに繋がれているため、ベッドに横になることしかできないため

その日は早く眠ることにした。

散々寝ていたが、ぐっすり眠れた。

 

これも寝不足のおかげだ。

ありがとう、益田。

 

※人名等は仮名です。

 

 

 

手術当日を迎え

おはようございます。

 

今日も外は灼熱です。。

私はエアコンをガンガン効かせた部屋でこれを書いています!

 

さて、爆音イビキに耐え、手術当日の朝を迎えます。

消灯21時、起床6時という規則正しい生活です。

 

まずは看護師さんが患者を巡回。

眠れましたか?という問いに「ええ、まぁ」と曖昧な返答しその場をしのぐ。

そして手術前にシャワーを浴びたい旨を伝え、9時にシャワーを予約。

 

佐々木。

同じように看護師さんからの眠れましたか?の問いに

「イビキがうるさくて全然眠れなかったですよ!」とまさかの回答。

一瞬病室が凍りつく。

佐々木の声はでかい。

病室全患者に聞こえていたであろう。

私も共感しながら、少しワクワクしながら話を聞いていた。

どうやら佐々木も同じ日に手術のようだ。

 

私は朝食を終え、シャワーを浴び、手術の時を待つ。

看護師さんから11時半頃の予定と教えてもらい、ソワソワしだす。

 

看護師さんとは別に男性医師の黒木先生が回診にくる。

大まかな手術の流れを説明していただく。

 

そして点滴。

若くてぽっちゃりした女性看護師の井上さん。

後に知るのだが、まだ学生らしい。

 

点滴に繋がれ、ようやく病人っぽくなってきた。

まだ時間があり、スマホをいじりながら待つ。

向かいの安田は今日退院らしい。

 

そして看護師が訪れ、ついに手術の準備ができたとのこと。

点滴を引きづりながらエレベーターに乗り、手術室へと向かう。

 

※人名は仮名です。

入院生活開始!

おはようございます。

 

いよいよ入院生活が始まります。

場所は吉井医院ではなく、吉井医院のドクターが執刀している

隣駅の福浦総合病院での入院。

 

初めての入院であったため、病院発行の入院の手引きみたいなものを熟読。

病院食はおいしくない、量が少ないとの情報であったため

入院当日のランチは良く行くラーメン屋で最後の晩餐。

 

そして14時、入院手続き開始。

 

担当と名乗る美人看護師藤原さんに入院する大部屋に案内される。

美人と言ってもマスクをしているので、もしかしたら出っ歯でシャクレているかもしれない。だから美人風である。

 

部屋は五人部屋。

配置はこんな感じだった。

間仕切りは病院用のカーテンのため

患者と看護師や先生の会話は丸聞こえの状態。

しかし、カーテンがあるため、どんな人が入院しているのか判断がつかない。

 

痔の手術を控え入院した私であったが、心は元気いっぱい。

病室では基本やることがないかったためか

潜在的に心の奥底にあったジャーナリズム精神に火がついてしまった。

 

佐々木

どうやらタッチの差で私より先に病室に入った様子。

同じ痔の手術のようだ。そして佐々木は声がでかい。

からして50歳くらい?を想像。

 

安田

あまり情報がなく、目薬というワードが聞こえてきたから

恐らく目の病気だろう。

かなり年配に感じた。

 

益田

よくしゃべるおじさん。

12月、3月と入院、手術をしているようだ。

 

清田

声がでかいおっさん。

これと言って情報が入ってこない。

 

聞き耳立てているうちに21時、消灯の時間。

やることがないためスマホいじりながら床につく。

 

やがて、この世のものとは思えないほどの爆音のイビキが病室内に響き渡る。。

そう、犯人は益田である。

 

明日地球が滅亡するのであれば、真っ先に益田の鼻と口に

濡れたタオルを押しあてたい、それくらいのイビキであった。

 

痔の症状苦しみより、知らないおっさんの爆音のイビキで眠れないほうが辛いとは

誰が予想したものか。

 

寝ては起き、起きては寝てを繰り返し、やがて朝になった。

 

※病院名、人名は仮名です。

決意表明

痔持ちの皆様こんばんわ☆

更新が途絶えてしまい申し訳ないです(/_;)

 

さて、痔~シーズン3~が始まり、どの先生からも入院~手術を勧められる始末。

症状もⅡ度~Ⅲ度をいったりきたりのためゆっくり考えることに。

 

手術を提案してくれている吉井医院では

水曜日 入院

木曜日 手術

金曜日 入院

土曜日または日曜日 退院(術後の具合により)

というスケジュール。

 

躊躇っている理由のひとつが、会社が休めないこと。。

しかし!!ここで大きな転機が訪れるのです!!

 

実は転職が決まり、有給休暇消化で1カ月休みになることが決定!!

これを活用する手段以外ない!と考え手術を決意。

吉井医院へ赴き、「痔の手術への決意表明」を行ったのが今年の4月頃。

 

手術の日程を相談、調整を行い、遂に6月に手術が決定することとなった。

 

手術を乗り切れば辛かった

「四六時中やってくる痔核のこんにちは」

「ワインレッドの便器」 とおさらばできると前向きに考えることができ

ちょっと肩の荷が下りた。その半面、経験したことのない入院と手術という不安が襲ってくる。

 

そう、私は入院・手術バージンなのである。

 

命にかかわることでもないし、令和の時代の最先端医療技術であれば

きっと痛みや負担も少ないであろう、とここでも前向きに考えることができた。

 

そして、2023年6月、遂に入院することとなる。

 

次回、ブログ痔エンドは

「入院生活開始!まさかの事態に!」の1本立てです。

 

お楽しみに!

痔~シーズン3~

こんにちは!ちょっと間あいてしまい申し訳ないです。

 

さて、二回のジオン注射を受け、健康な肛門を取り戻した私でしたが、二回目の注射から一年半余り、また肛門に違和感を覚えます。

そして再発。

痛み、出血はないものの、排便すると肛門ちゃんが顔を出してきます。

そう、痔のシーズン3が始まりました。

 

その間に隣町に引っ越してしまったため、これまでお世話になった井口クリニックではなく、近所の「吉井医院」に診てもらうことにしました。

 

吉井先生に肛門の中をグリグリされ触診。

ジオン注射を2回受けたことなどを吉井先生へ説明。

あっさり手術を宣告されます。

とはいえ、数日間の入院がマストであり、他の方法がないか相談しましたが

「これが俺たちのやり方!」と言わんばかり。

とりあえず軟膏を沢山処方してもらい様子を見ることに。

 

手術・・・入院・・・

 

藁をもすがる想いで井口クリニックで診てもらうことにしました。

 

井口クリニックでも肛門をグリグリ。。

この数年で二人にで合計4回も肛門をほじくられていることになります。

 

どうやら井口クリニックはジオン注射推しの病院で

処置はジオン注射のみとのこと。

「これが俺たちのやり方!」と言わんばかり。

 

先生いわく

・ジオン注射しても再発の可能性が高い

・入院、手術をオススメする

とのこと。

 

しょんぼりしながら帰路につく。

これが2022年12月頃の話。

 

軟膏で悪化を防ぎながらの生活。

 

ネットで痔の手術を調べると

術後が痛み、入院費用のことなどネガティブな内容ばかり。

 

さぁどうしよう。